@article{oai:kwjc.repo.nii.ac.jp:00001035, author = {倉重, 加代}, journal = {鹿児島女子短期大学紀要, BULLETIN OF KAGOSHIMA WOMEN’S COLLEGE}, month = {}, note = {本稿は, 生活構造の概念を用いて山村分析を進める足掛かりとして, 高度経済成長で山の暮らしが激変する前, 1920年代から1960年頃の日本の山村の多様性および, 調査地として選定した山口県宇部市万倉地区の特徴と地区内の多層的な生業の状況を, 農林業に関する統計資料を用いて明らかにするものである. 1910年頃から製炭と養蚕が山村経済を支えてきた事実がある一方で, 個々の山村を産業別収入からみるかぎり, 山村は類型化するのが困難なほど多様である. そして, 当時の調査地万倉地区は木材生産では製材用の割合が少なく, パルプ用, 坑木用の生産割合が大きかった. また, 山林所有者のほとんどが農業を営み, 小規模で多様な農産物を生産し, 統計上でも多層的な生活状況が浮かび上がる. 今後, 統計では把握困難な山村住民生活の動的な側面を, 実証研究で明らかにすることが課題である.}, pages = {39--52}, title = {山村住民の生活構造 : 農林業に関する統計資料をもとに}, volume = {50}, year = {2015} }