@article{oai:kwjc.repo.nii.ac.jp:00001037, author = {髙島, まり子}, journal = {鹿児島女子短期大学紀要, BULLETIN OF KAGOSHIMA WOMEN'S COLLEGE}, month = {}, note = {ナサニエル・ホーソーンの作品は, 歴史, 宗教, ジェンダーなど多様な視点からのアプローチを許容するが, 筆者にとっては C・G・ユングの心理学を通して, 個々の人物や事件の象徴性や元型イメージの読解ばかりでなく, エーリッヒ・ノイマンの理論 1に準拠してそれらのパーツを組み合わせ, 元型的意識発達過程と照合することが有効に思われる. 前稿 2では短編 「シルフ・エサリッジ」 のヒロインの心理や登場人物の意味を読解したが, 本稿ではユング心理学の 「影」3 や二重人格の病理などの理論をも援用し, 短編 「ジョン・イングルフィールドの感謝祭」 について作中には述べられていないヒロインの堕落の原因を究明し, 一時的な家庭への帰還の意味を考えてみたい. そうすることによってホーソーン作品の女性像全般への理解を一層深めることができると考えられるからである.}, pages = {59--66}, title = {ナサニエル・ホーソーン作品に見る無意識の諸相(2) : 「ジョン・イングルフィールドの感謝祭」の一考察}, volume = {50}, year = {2015} }