@article{oai:kwjc.repo.nii.ac.jp:00001504, author = {本田, 和也}, journal = {鹿児島女子短期大学紀要}, month = {Feb}, note = {本研究では,二項関係の段階にあるダウン症児に対し,日常生活の指導の衣服着脱の場面での視線共有の発達を促す指導を通し,どのような指導が三項関係へ導くのかを検討した.指導の結果,自発的に人や物を注視するように至った要因としては,大人のかかわる際の意識した働きかけであり,この足場づくりの中で,大人を注視することを体得し,情動の共有をも体得していったことが示唆された.その結果,人への注視が,物を注視する力にもつながっていった.さらに,大人との物を介したやりとりにより,ダウン症児の相互伝達系の発達が,要求伝達系にも影響を与え始めていることが伺えた.これらの伝達系は,相互に作用しながら,三項関係の基盤づくりに関与していることが推測された.母親支援では,母親への教師の意図的な支援の積み重ねが,母親のよりよいかかわり方の体得へとつながり,情動の共有を図ることができるようになっていくことが示唆された.}, pages = {35--41}, title = {ダウン症児の二項関係から三項関係へ導く指導}, volume = {57}, year = {2020} }