@article{oai:kwjc.repo.nii.ac.jp:00001546, author = {大村, 一光 and 宮内, 啓子}, issue = {37}, journal = {南九州地域科学研究所所報, THE BULLETIN OF THE INSTITUTE}, month = {Mar}, note = {本研究では、鹿児島県内のこども園における約1年間にわたる意図的な運動遊び(サーキット遊び)の取り組みについて、身体の発育や運動能力への影響など明らかにするとともに、運動遊びを通した子どもたちの変化や保育者の意識や行動の変容などについて明らかにしていくことを目的とした。年長児を研究対象として、文部科学省の推奨する幼児の運動能力測定項目のなかから、往復走、立幅跳、ボール投げについて5月、11月、2月に記録測定を実施した。その結果以下のことが明らかとなった。1)1年間の子どもの身長や体重など身体の発育は、これまで報告されている発育量とほぼ差がみられないことから、運動遊びによる発育への影響はみられなかった。2)走動作(往復走)、跳動作(立幅跳)については5月から翌年の2月にかけて記録の向上がみられ、また運動能力得点も大きくなり運動遊びの効果があったとみられる。3)投動作(ボール投)については5月から翌年の2月にかけての記録の伸びは低く、運動能力得点も低下する傾向がみられた。4)1年間の運動プログラムを通して、子どもは、例年と比較して積極的な外遊びや同年齢間の大きなグループでの遊びの展開ができるようになっている反面、異年齢間の遊びや交流が少なくなっていた。5)1年間の運動プログラムを通して保育者も積極的に子どもの遊びに参加できているとともに、体育専任教師や年長組の担任同士の連携がとれるようになるなど、意識や行動に変容がみられた。}, pages = {63--69}, title = {鹿児島県における幼児の発育・発達に関する研究 : 意図的な運動遊びが幼児の運動能力に及ぼす影響}, year = {2021} }