@article{oai:kwjc.repo.nii.ac.jp:00000443, author = {福司山, エツ子 and 木戸, めぐみ and フクシヤマ, エツコ and キド, メグミ and Fukushiyama, Etuko and Kido, Megumi}, journal = {鹿児島女子短期大学紀要}, month = {Feb}, note = {P(論文), 食物栄養学専攻学生の適正な食生活指導を行うための資料を得るために,生活状況や食に関する意識について実態調査を行い,自宅生,寮生,自炊生について比較検討し次の結果を得た.1)身体状況で自宅生,寮生,自炊生ともに6割以上が,「体かだるい」「便秘」を挙げていた.このことは多くの者が便通の頻度が少なく,また多くの者に運動不足がみられ,さらに就寝時刻も遅く,生活自体が夜型になっていることが要因ではないかと推察される.2)食習慣では,朝食を毎日食べる人は74.3%で,前回の調査の90.6%比べ16%低くなった.居住形態別とも朝食の欠食者が増加した.3)食品摂取状況は,油脂は「週2~3回」が自宅生,寮生,自炊生の順であった.肉類は特に寮,自炊生が多く摂取し,魚類は自宅生が多い.寮生は半々であった.卵は「週3~4回」で自宅生,自炊生,寮生の順であった.4)牛乳は全体で「殆ど飲まない」が38%,寮生は約52.6%が「殆ど飲まない」と答えていた.これは嗜好的なことか経済的なことか分からない.「週0.5~1 リットル」飲用している者が28.4%であった.乳製品はチーズよりヨーグルトが好まれている.大豆製品の摂取は「週3~4回」39.2%,「週1~2回」30.4%となっていた.大豆製品に対する関心は希薄と推察される.5)野菜類は「普通」と68.4%の寮生が答え,自宅生54%,自炊生40.8%であり,居住形態別で差がみられた.飲み物は自宅生・寮生は「緑茶」と「ウーロン茶」,自宅生は「ウーロン茶」と「紅茶」,自炊生は「ウーロン茶」と「紅茶」を多く飲用している.食事中は水かウーロン茶が多かった.お酒は「殆ど飲まない」が全体で74.8%,飲むのは「缶ビール」を全体で11.5%が挙げていた.6)昼食の摂取状況は「殆ど毎日手作り弁当」が全体で62.3%であり,自宅生,自炊生の順である.その理由は「弁当のほうが安くつく」で自炊生90.0%,自宅生68.2%となっている.昼食の予算は「300~400円」が最も多く,寮生94.7%,自炊生93.9%,自宅生81.7%となっている.学びたい料理・菓子については1・2年生ともに今後の参考にしたい.以上のことから,前回5年前の調査に比較して今回の調査から,栄養士を目指す学生でも朝食の欠食者が16.3%増加し,健康状態も良好とはいえない状況であった.さらに食品の摂取状況は,油脂類や肉類の摂取が増え,魚類の摂取が少ないことが分かった.昨今朝食抜きや油脂の多量摂取などが問題にされている状態は食物栄養専攻学生も同様であった.近年希薄になりつつある家庭の食事ではあるが,自宅生は自炊生,寮生に比べると魚類,豆製品,卵,野菜類など摂取回数がやや多かった.自炊生は特に食生活の意識向上や,適切な自己管理の指導を必要とする.寮生は昼食の摂取についての指導の必要性を痛感する.近年食習慣の大切さについて述べられることが多いが,それにもかかわらず,食意識の低い学生の多さを感じた.日頃の授業を通して今後の食教育のあり方,問題点をさぐり,食に関する基礎知識を身につけ,自ら管理できる学生を送りだしたいと思う.}, pages = {29--47}, title = {栄養士を目指す女子学生の食行動について : 居住形態別による比較(自然科学編)}, volume = {41}, year = {2006} }